2011年12月11日日曜日

ふるまいを変えて気づく「きたかん大忘年会-2011」

きたかんリポータきのっちです。北の観光リーダー養成セミナーの修了生110名あまり、そして現役の4期受講生から参加を募り、忘年会を開催しました。出席者、総勢80弱で始まったススキノグリーンホテルの宴会場は、2011年12月10日(土)も、はたぶーさん陣頭指揮のもと受付、集金、MC、物産コーナー担当など率先した役割分担で修了生がぬかりなく運営して「きたかん大忘年会」が開催されました。

【写真-1】各地の持寄り物産を物色する

【写真-2】お久しぶり!修了生再会の場

ちなみに過去の宴会は「灰皿が標準装備」でした。ケムリが苦手なきのっち、同様の座長ほか今年は数人に相談し「みなさまの健康のため」総て撤収しました。

北海道ではフツーの光景かもしれない「喫煙派の市民権の強さ」、これによって、普段会えない人が集う場なのに、ケムリの逆機能バリア(?)が働き、人と人を出会わせにくくしている。その現象を解消する試みでした。また、たばこ吸いは、互いに社会の風当たりが強いので、お仲間で1卓を作ってしまう。そうした片寄りをなくし、人をかきまぜて交流をしたらよいというおせっかいから灰皿ナシを提案しました。

北海道が観光をグローバルに売り込み、主産業に据える野望をもつなら、日本や先進諸外国の「たばこスタンダード」に合わせてみることが大事だと、きのっちは思います。だって、たばこを吸わない(or やめた)人のほうが健康志向が高く、旅行においても高単価なお客さんだと思うからです。こうした調査報告も出ているようです。

<a href="http://www.health-net.or.jp/tobacco/sekaiginkou/Chapter1.html" target="_blank">(財)健康・体力づくり事業財団「厚生労働省の最新たばこ情報」</a>(教育や所得の水準と喫煙者の割合がでています)

見方やふるまいを変えると「目からウロコ」が落ちたりします。さっきからたばこを例にあげていますが、地域においてもこれまでの当たり前を見直し、取りこぼしていた客層にふるまいを合わせることが大事かなと思います。

宴会場はスマートな喫煙者の協力のもと、きれいな空気が保たれました。かわりに、外に出たところにスタンド灰皿を置き、憩いの一角「オアシス」を用意しました。

【写真-3】たばこ吸いの輪。企画やコミュニケーションが深化することもあります

ところで、北の観光リーダー養成セミナーは4期生に、中途失明、あるいは車いすで生活をしているハンディキャップのある受講生が加わってくれました。普段の暮らしには特段の不都合を感じない、健康に恵まれている私きのっち。健康ゆえに鈍感で、気づきにくい生活の不便や不都合を、彼らと数時間でも過ごすことで、動きをちょっとサポートしたり、周りにどんな料理があり、誰が同席しているかを、手を添えて示し伝える。そうしたコミュニケーションを工夫するこが、実はとても楽しいことを教えてもらいました。

函館の4期受講生、オーヒラさんは「ハンディのある旅行者をサポートするNPO法人を今月設立します」という嬉しい知らせを、きたかん.netメンバーに報告してくれました。ふるまいを変えると、新たな視点や気づきがあり、ビジネスや社会貢献につなげることができる、まさに実践する北の観光リーダー養成セミナー生です。

【写真-4】函館でNPO法人を起業するオーヒラさん

【写真-5】「締め乾杯」は北海道ならではの文化

参加者それぞれの会話があったことでしょう。宴会は盛況のうちに1次会がおひらきになり、いくつかの大きな団体を形成してススキノに散り、カラオケで熱唱を披露する、ラーメンを食べるなどして、歓楽街のにぎわいに貢献しました。

2011年12月9日金曜日

観光人材大交流@赤れんが12/10の狙い

きたかんリポータきのっちです。外は凍てつく寒さでも、家の中と人のハートは節電しつつもアツイのが、北海道の良さでもあります。

あす、2011年12月10日(土)は、13:30から3時間「全道観光人材ネットワーク形成セミナー2011」</a>という観光人材の交流会が、道庁赤れんが庁舎にて開催されます。

北の観光リーダー養成セミナーの修了生1-2-3期生と、現在、同セミナーを受講している4期生が一堂に会する場でもあります。むろん観光に興味のある一般参加も大歓迎。そして来年度に続く、北の観光リーダー養成セミナー5期の、受講を希望する人たちにとっては「オープンキャンパス」的な意味合いもある集いです。

この交流会を「シカケた側」の狙いとしては、大きく3点あります。

【交流会の狙い】

◎北海道の観光にとって「人」が大切であることを再認識する

◎個々の道民が考え、発言し、地道に行動し主体的に取り組めることがある

◎30代~40代が中心の、100人を超える組織「きたかん.net」が果たす役割がある

あすの午後、正味2時間30分の時間全体を通して、あらたに気づきを得て、会場でみなと共有し、いろんな人と知り合いになり、個々が持ち帰ってほしいという願いのもと、いろんな仕事の役割を、きたかんメンバーで複数手分けして、計画をすすめてきました。

その数10人とも20人とも(推定)…。彼らがかかわっている理由は単純です。自分たちがメンバーとなり、でやって楽しかったことを、周りにも勧めたい。だから、さきの思いを込めて、観光やまちづくりに孤軍奮闘するひとびとに、「ひとりじゃないよ」、「どーせやるなら楽しまなきゃ」、「つながりましょうよ」とメッセージを発する会にしたいのかな、とリポータきのっちは、仕込みの段階を眺めていて、おぼろげに理解しています。

2008年に始まった北の観光リーダー養成セミナーが、めざしたい北海道の、観光まちづくりの実現への第一歩。その一歩にむけて修了生ら「きたかん.net」 が組織としてうまれ、目鼻がついて活動しだし、やがて協働が生まれました。そして、ほかの業種や地域の人と組んでイベントや商品開発をやってみた。そんな各地での活動事例や成果を、広く伝えるための会、それが「全道観光人材ネットワークセミナー」です。

12月10日。どんな素敵な出会いや、久しぶりの感動の対面、元気な顔ぶれがそろうのでしょう。当日は、きのっちほか複数リポータ体制(?)で、会場の様子を伝えることができると思います。

乞うご期待☆