2014年5月29日木曜日

「てしおしじみちゃんプロジェクト」その18

皆様こんにちは。きたかんリポーター、てしおしじみちゃんプロジェクトのタカマサこと高田です。今回は櫻井おやびんが親戚の結婚式出席のため欠席となったため代理で投稿いたします。5月23日(金)18時、天塩町社会福祉会館で行われた「天塩かわまちづくり検討会:第7回目」の報告です。

今回は第7回目検討会ですが、今年度としては最初の開催となり新たな気分でのスタートです。今年度は町の観光振興計画を“かたち”にしていくプロセスであり、具体的には、9月の議会に「観光振興策(案)」を提示しなくてはなりません。今回を含めあと5回の検討会で意見をまとめる必要があり、これからが
正念場です。きたかんメンバー3名、委員会20名に加え、今回から天塩町役場の方8名も議論に参加。総勢31名での熱い議論となりました。


今回の検討会は久々の金曜夜開催。いままでは土曜日昼の開催でしたが、明日の町のイベント「植樹会」と重なってしまうために今回は金曜夜に開催です。酪農を営んでいる委員は搾乳時間等の関係で夜開催の場合には参加できなくなります。逆に夜なら参加できるという方も多く、今回の検討会は久々の参加の方もみられました。役場の方は夜開催のほうが参加しやすいということもあるため、観光振興計画を企画実行していくプロセスの今年度は「夜開催」を基本にしていくこととします。

第7回検討会は、今年度初開催ということと前回より2ヶ月空いたということもあり初参加の方の自己紹介のあと「前回までの振り返り」の時間を取りました。

【第7回検討会の式次第】
 1.初参加者の自己紹介
 2.前回までの振り返りと天塩町を取り巻く環境について
 3.今後について:分科会について
 4.グループ毎での話し合い
 5.今後の検討会日程

天塩町を取り巻く環境では伊槻座長より「天塩町の年齢構成」「農業者年齢構成」「漁業者年齢構成」等を説明。10年後、20年後の近い将来に天塩町の人口がどのようになっているのかをリアルな数字で知っていただきました。特に漁業に関しては2008年現在50名ですが、60才以上が36名、50才未満が14名しかおりません。現在の天塩は“しじみ”を名産としてPRしていますが、 10年20年後の将来はどうなっているのか等、考えさせられるものとなりました。

わたくしタカマサからは「天塩町に吹く追い風」として観光に関する“機会”を説明。ハード・消費型観光からソフト・体験型観光へ変わってきており、いままでのハード・消費型観光では観光客を呼べなかった手塩町にも今後は観光客誘致のネタがきっとある!ということを伝えさせていただきました。



天塩町を取り巻く環境をみなさまに理解していただいた後は濱野コーディネーターよる「分科会」の説明です。9月の議会までに「観光振興策(案)」をまとめるには、あと5回の検討会だけではとても間に合いません。検討会とは別日程でインフォーマルなかたちでの話し合いの場を分科会としてテーマ別に設置することにしました。テーマは今までの話し合いのなかから以下に決定。

【分科会テーマ】
 1.自然・景観・川チーム (担当コーディネーター:伊槻)
 2.歴史・文化チーム (担当コーディネーター:櫻井)
 3.食・特産チーム (担当コーディネーター:高田)
 4.交流・コミュニティチーム (担当コーディネーター:濱野)

分科会はテーマ別にチームで話を進めていきますが、担当コーディネーターと町役場担当者は固定ですが、チームメンバーは固定せずに他チームへの合流や離散も自由という形式で運営していきます。

今回はグループ分け最初の話し合いであるので、あまり深い話はせずに「自己紹介」「リーダーの決定」「いままでの検討会で話し合われてきたこと」「今後なにを考えていくか」「分科会開催日の決定」とチームビルディングを目的とした回としました。

リーダーの決定は罰ゲーム的な押し付けにならないよう、町役場の方と地域おこし協力隊以外の方のなかから話し合いで決定することにしました。

最後に、各分科会のリーダーより意思表明をしていただき第7回検討会も無事終了。分科会の設置や個別活動など今年度のてしおしじみちゃんプロジェクトは話し合うだけではなく、いよいよ実際に行動に移していくプロセスに入っていきます。

(以下はプロジェクト後の蛇足文です)
夜18:00から2時間の熱い話のあとは、定番の反省会という名の飲み会!今回は櫻井おやびんが不在であることと、明日7:00より野鳥観察ツアーに出かけることもあり、あまり深い飲みにはならないと思っていたのですが…。(タカマサは0:30には逃れたのですが、濱野氏は深夜2:30頃まで絶好調だった模様)

翌朝、二日酔いのなか天塩川流域を野鳥観察ツアーに出かけました。(濱野氏は集合時間に現れませんでした(笑)が、後程合流!)7:00に天塩川の河口を出発し、車で野鳥のいるスポットをめぐりました。最初のスポットではカモメ、ウミネコ、カワウを、二か所目ではヒドリカモ、三か所目ではシギを見ることができました。残念ながらオジロワシは発見できず。もっと早朝に出発すれば出現率は高いようです。(出発時間まで飲み続ける覚悟が必要か)



その後、天塩町のイベント「民安ダム植樹会」に参加。町民約150名が集まり桜の苗木をひとり1本ずつ植えてきました。添え木の近くに穴を掘って、苗木を植樹し、添え木にヒモとネットで囲いをつくるのですが、地面が笹で覆われていたので穴を掘るのに一苦労。でも見てくださいこのみんなの充実感。植えた桜の木が成長し、花をつけるのが心待ちです。

植樹でひと汗かいた後は、増毛で開催されている「増毛えび地酒まつり」へ。このまつりは第18回えびまつりと第3回国稀酒造蔵まつりの同時開催な訳なんですが、まつり会場が別々なんですよ。二日酔いぎみの我々は当然「えびまつり」の方へ行くと思うでしょう。しかし、この人たちときたら…当然のように国稀酒造蔵まつりの会場へ一直線!試飲を楽しみ、酒も買って、そして、えびまつりには目もくれないで行かずに帰ってくるという。しじみちゃんメンバーらしい一コマでした。



以上、「天塩かわまちづくり検討会:第7回目」の報告でした。次回は観光振興計画案策定のための一日缶詰打ち合わせを6月2日に開催する予定です。

2014年5月20日火曜日

「てしおしじみちゃんプロジェクト」その17

皆様こんにちは。きたかんリポーター、てしおしじみちゃんプロジェクトの櫻井です。本日は5月16日(金)18時から北海道クリスチャンセンター(北7条西6丁目)で開催された「5月開催に向けた検討会の事前打合せ」の報告です。

参加者は、きたかんメンバー(伊槻、高田、濱野、櫻井)と当該事業を発注した方2名、受注者した会社の方4名、そして天塩町役場1名の計11名で開始。

【白熱した打合せが進む様子】

本日の議題は大きくは2点
 1.懸案事項である観光振興計画書の「ビジョンとコンセプト」をどうするか
 2.次回検討会のメニュー

伊槻、濱野の両氏から事前にまとめてきていただいた「ビジョンとコンセプト」の定義について参加者の認識を統一。

1.ビジョンとコンセプトについて
(1)ビジョンとは構想、自らの組織(事業)の目指す将来像のこと。(将来こうなりたいという思い)
(2)コンセプトとは、基本概念や基本思想のことをいい揺るぎのないもの、そう簡単には変わってはいけない事。 それには物語や風景を連想させる事が重要。(わかりやすく、一言で表現する、例:芸術の都パリ、小京都金沢)

つまり、ビジョンの積み重ねをしてコンセプトを作り込むこととして参加者全員が認識しました。

【ビジョンとコンセプトについて熱く語り合う様子】

ビジョン、コンセプトは次回改めて時間をとり、今まで検討委員の方々から様々なキーワードをいただいたので、我々メンバーでいくつかたたき台を考えてそこから選んでいただく方法で一致しました。

2.次回検討会のメニュー
日本の人口推計を基に天塩町の15年後、30年後の姿を目の当たりにし、そのためにどうしたらいいかを話し合う。天塩町が持っている強みを活かし機会を抽出して観光振興計画につなげていくことで合意しました。詳細については課題を持ち帰り、後ほどメール配信して確認する事としました。

以上、大きく2点を話し合いましたが、なかなか濃い~話し合いでした。次回は5月23日に天塩町で開催される検討会の様子です。なお、櫻井は姪の結婚式のため参加する事が出来ません。次回の報告書は高田君が担当します。乞うご期待!!

【話し合った内容を書き留めた事項】


2014年5月12日月曜日

「てしおしじみちゃんプロジェクト」その16

皆様こんにちは。きたかんリポーター、てしおしじみちゃんプロジェクトの櫻井です。3月末にいったん区切りを付けたこのプロジェクトも5月に入り異動や担当が一段落した中、いよいよ今年度かわまちづくり事業計画完成に向けて再開です。

本日は5月7日(水)13時から北海道大学で開催された「昨年度の振り返りと新年度へ向けた計画」を敷田先生を交えて打ち合わせた報告です。

参加者は次の通り
きたかんメンバー:敷田先生、いつき、タカマサ、ハママサ、サクライ

当該事業を発注した方1名、受注者された会社の方4名、そして天塩町役場からは新たな担当となった係長1名が加わり、計11名で開始。

【敷田先生(左から3人目)からアドバイスを受けながら打合せが進む様子】

本日の議題は大きく3点
 1.前年度の振り返り
 2.今後の工程(スケジュール)確認
 3.観光振興計画書の作成

まずはレジュメに従い議題を進行

1.前年度は各分科会が出来上がった状態で終了したので、それには今後各分科会ごとに担当となるコーディネーター(きたかんメンバー各一人)と、天塩町役場から一人配置し運営していただきたい旨の要望が発注者側から要望がありました。是非今の状態を維持しながら発展させて行きたいことで全員の意志が統一されました。

2.全員に配布された工程表に基づき、来年2月に登録する「かわまちづくり事業計画」の日程を確認。それには、天塩町が作成する「観光振興計画書」が11月末まで議会を通過する形でに必要になることを確認。それには(案)が何度か修正が必要になるため、9月末には案が完成していなくてはならないことを出席者全員が理解しました。

3.「観光振興計画書」なるモノは誰が作成するのか?で、議論が行き詰まってしまいました。そこで敷田先生からの発言で思いも寄らぬ展開に…。

「コンセプトやマーケティングプランなど大事な戦略ではあるが、医療方針に例えると患者に治療方針をどうしますか?と聴く医者はいない(いやそういう聴き方をすると患者は不安になる)わけで、ここまで来たらこういった治療方針で行うというやり方の方が良いでしょう。つまり、地域の皆さんの意見を聴く→やってみる→調整、修正しながら実行する方法で動き出す。それには今いるきたかんメンバーで「観光振興計画書」を作成した方がベストなのではないですか?」という問いかけがありました。

ここまで来たらやるしかないでしょう!という伊槻座長の一声に残りの3人も快諾(?)。どうやるかは、時間の関係でいったん場所を変え議論することとし、敷田先生は講義のため退席。別室をお借りし打ち合わせることになりました。

【別室に移動し議論する様子。思わぬ展開に元気がない○○氏】

「観光振興計画書」は他の市町村のものを参考に5ページから10ページくらいでわかりやすく簡潔にすることで合意。詳細については次回5月16日(金)に開催する事前打合せの席上でも話し合うこととしました。結構ハード(ディープ?)な世界に入ってきたきたかんメンバーです…。

【北大構内に咲く満開の桜】

私、櫻井は実はこの日55歳の誕生日でしたとさ…。