2010年8月29日日曜日

段取り着々と~北の観光リーダー3期生

暑い日が続くので、洗濯したTシャツをたたまずにすぐ着る、ある意味「省エネ仕様」な、きたかんリポータきのっちです。

「北海道マラソン2010」が開催された日曜。私が知るエントリー予定者の「その後」をネットで検索してみたところ、北海道庁の観光のセクションにいる、MSG氏は3時間13分でゴールしていました。タダものではないこのかた、今回が出場3回目で年々タイムを短縮させているアスリートです。道庁では体育関係の部署でない観光のシマにいるのですけど、打合せに訪問するとジャージやポロシャツ姿、そしてポケットにタバコ(←ランナーなのに?!)を入れているという謎の公務員ランナーです。

そんな「ハレの日」のために行う日々の地道な走りこみや、大会のように大勢の場での腕試し・・・いや、脚試しによって、マラソンの力は歳に関係なく伸びます。この理屈は観光の団体戦を目指す、きたかんにも言えます。辛くストイックな練習と違い、それをワイワイと、業後や週末、そして有給の範囲で、みずから楽しみいろんなことを企んで実現させていくのが、きたかんのコンセプトです。同メンバーもしかり、観光の力もマラソンのように継続させてこそ、個々が、あるいは大勢で伸ばすことができます。

私たちの大事な後輩「北の観光リーダー養成セミナー第3期生」との出会いに向けて、最近は着々と彼らを迎える準備が進んでいます。以下は一例です。
・受講者が互いの顔を早く識別できるように「写真つきプロフィール名簿」
・受講生のだけじゃなく「講師版:同様の名簿」
・半年の勉強プログラムが分かる「一覧表」
・いっぱい資料を保存し活用できる「大・専用ファイル」
・初回の開講式にてエールを送る「先輩1-2期生によるトークセッション」
・開講式後に早速親睦を深める「サッポロビール園での大☆懇親会」
・2期生から自主的に名乗りをあげた地元学先生による、次回@夕張の予告
・2期生が講師補助を務める「ケースメソッド」の説明
など、「知恵熱」でそうなくらいの盛り込みようです。


【写真-1】09年の開講式。場所は赤れんが庁舎でした(2009/09/12撮影)


【写真-2】2期生がアイスブレイク中。初回からノリがよく楽しんでいました

それにしても3期生はしあわせな人達です。こうしてまもなく、2010年9月11日に始まる養成セミナーを、ちゃんと時間をつくってレポートしていきたいところです。(ちょっと反省すれ、きのっち)


【写真-3】09年の9月開講式後も、皆でアサヒビール園にいきました
お酒と会話を楽しめる、観光&まちづくり指向な人は、さらに満足度がupすることでしょう。


【CM】「地域医療でなくまちづくりのために僕は
夕張に赴任した」。そう公言する村上智彦医師の日々。
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http://www.kinoshita-toshiyuki.net/newsletter.html
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2010年8月13日金曜日

メーリングリストを考える

きたかんリポータきのっちです。要点を得ない話しかたや、物事を手短に書けないという「悪癖」も、年と共に少しずつ改善している今日この頃です。しかし何かにつけて「アンチエイジング:加齢に抗する」のが日本では主流ですが、その点思考は「加齢による改善」があるので救いです。

さて、北海道内メンバーと道外に異動したメンバーによる、新たな観光による地域づくりリーダーを目指す「北の観光リーダー養成セミナー」修了生のつながりの「きたかん」は、普段の「ライフライン」であるMLの使い方を巡って、先日、ひらさん、ヤギさん、ワッキーさん、にゃまさんから、ML上にて発言がありました。

そこから言えることは。。。

MLは短文を頻繁に発信するツイッターではないので、自ら疑問をなげかけるだけのツールではない。
MLは、リアルに情報の受け手と対峙することはたまにしかできないので、議論に向くツールではない。
MLは、読み手の各人が都合のよい時間に目を通すものなので、相手の状況による受け取り方の差(?)を織り込み済みで発信すべき。
MLは、皆が本業を持ちながら作って加わっているものなので、全ての状況を追う必要はない。

こうした前提のもと、少しでも快適に ML を動かす方法ってあるだろーかと、ML の運営について、きのっち流に考えてみました。

【シンプルMLのすすめ】

0.まず、発言者は名乗る

1.内容を表す「適切な件名」を入れる
(MLでのやりとりが数回進むと、件名がズレたままということも)

2.要点が先、投稿者の近況はあと
(ちなみに、きたかん敷田座長は10行以上あるメールを基本、読まない)
※ だからスクロールしないPC画面圏内に重要な報告を入れるのが、テク☆

3.メール1つにつき、主題は1つ
(仮に1投稿者が連続しても、なんら問題なし。1メール1主題であれば結果的に探しやすい)

 * * * *

以上の3カ条だと思います。(当たり前やないの。と思うかもしれませんが)

いくつものML に入っていればやりとりが多数だと、読む方も大変ですが、それが仕事になっては本末転倒です。あくまで「手段」としてのML。そしてなによりも、情報をもれなくキャッチできる人なんていないのです。きたかんメンバーの本業が立て込んで、ML読まない時期が続いてもそれは「縁」と、流してo.k.としましょう。 なによりも面白い企画については、またやりたいという声が出てくるものです。

ですから、MLに投稿して、反応がないから失敗と思わないこと。「反応薄=魅力ないから。が100%の理由」ではないのです。みな反応したいし、面白いことに(←私は強く)関わりたい。そして、本気の地域づくりとか、幸福ってなにといった難しい話やイズムについては、MLでの議論には限界もあります。さらに札幌近郊メンバーと、頻繁にメンバーが会えない人には、ノリ(?)に違和感もあることでしょう。

このように、ときに熱くもなりましょうが、普段 ML を使っていて肝心なことは、各地につながりをもつ人達が PC 画面の先にいて、その資源を互いに生かしあう場でありたいということ。そうしたつながりが楽しく続けば、新たな商売に発展しようが、ボランタリーなかかわりで継続しようが可だと、私は理解しています。要は難しく考えず、ML にネタを頻繁に各地のメンバーが発することが、さらに楽しい「何か」を生みだす。その発想を構成員が共有し、楽い企てができたらよいと思っています。

【きたかんCAST】
・ひらさん・・・道内転勤の多い公務員ライフで得たスケールが売り。「自分の地域は北海道!」修了生にして観光を教える先生でもある
・ヤギさん・・・北海道まるごとを扱う雑誌を3冊も作る姐御。仕事の後の一杯☆が至福
・ワッキーさん・・・倶知安のアウトロー、きたかんで代表世話人を務めるツワモノ
・にゃまさん・・・某テレビ局営業のひと。休日は畑で夏野菜の収穫祭
・敷田座長・・・有限責任な専門家論を具現化しつつある北大教授らしくない先生
・きのっち・・・きたかんを観察する異業種交流マニア。趣味の献血は間もなく60回


【CM】2010年きのっちが巣立った学校の「その後」。
ゼミ残留学生らが綴る、観光創造のつれづれなること。
ブログ「敷田ゼミ所属苦労人達のもろもろ」
http://blog.livedoor.jp/shikida_seminar/
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2010年8月8日日曜日

出前授業します「ケースメソッド」

きたかんリポータきのっちです。夏休みとして私は臨時社員なので、8月のお盆1週(正しくは前後合わせて)10連休とりました。しかし、景気を上向かせるような消費や旅行に出るのではなく、地味~に受検勉強をする程度です。

さて、きたかんではどうしてもメンバーの属性上、観光に関わる仕事をしている、とか観光に興味がある人、ということで、8月はみな多忙です。しかし、多忙でありつつも、今週末は別ユニットが動いており、ひまわりによる町づくりやイベントが30年来定着している北竜町を訪ねている人々もおります。忙しくとも「遊び人」が多いのも、このナゾの異業種交流組織きたかんの特徴かもしれません。

そんな8月にあって、ちょっと話題は先月ですが、きたかんにとって意義のある出前授業を2箇所で行ったので、記しておきます。まずは、きたかんMLにあった松前の川内さんからの報告です。

遅くなってしまいましたが、7月21日無事に「松前地域セミナー」
を終了しました。(中略)「北海道新幹線を利用した道外客が
2泊3日またはそれ以上の日程で松前半島を回るツアーを地域資源
を活用した形で作成してください。」という問題で各チームとも
白熱した議論が繰り広げられ、様々なツアーが出来上がりました。
今後このツアー案をもって、JRに売り込みにいきます。

とのこと。この場合、売り込みを受けるJR北海道側にも、北の観光リーダー受講生がおり、そこでツアー案に対する厳しいダメ出しがあるかもしれないし、さらにアイディアがふくらんで、素晴らしいツアーができることへ発展するかもしれません。いずれにせよ、おなじ人材育成セミナーを受けた人々が、異業種で各地で頑張っているのは頼もしいことです。


お次。こちらは「きたかんが海を超えた☆」ことに意義があります。東京の立川市で7月29-30日と2日間、北の観光リーダー養成セミナーが学習の核として位置付けている「ケースメソッド」を自治大学校へ出前してきたというのです。

これには講師陣のひとりで、人育てとマネジメントの権化(?)である、北海道の人材育成会社キャリアバンク役員の益山さんと、道庁の今井さんたちの尽力があります。いずれにせよ、対価を得て北海道の実例を使って、人に教えるパッケージが、世の中のごく一部にも認知され支持されはじめたことに、私は面白さを感じます。

ところで自治の大学というと、私は自治医大(栃木県下野市)しか思い浮かびませんでしたが、そういえば自治大学校って聞いたことがありますね。大学の仲間ではなく、総務省の持っている研究教育機関という、ちょっと毛色の違う学校です。そこに集まった150人が3つの研究テーマに分かれ、全国の自治体からの公務員50人と民間からの応募者が、夕張の実例を使ったケースメソッドで学んだようです。夕張からは、NPO代表の澤田さんとあらだてさんが参加。あらだてさんは、きたかん2期生でもあり、夕張の現状をなまらリアルに説明し、かつ各チームの質問をうけたり議論したり大活躍したようです。そんな暑い東京出動は北海道からの講師メンバー益山、今井、クラモト+澤田@夕張、あらだて@夕張+敷田座長という顔ぶれでした。

こうした外部から「出前授業のお誘いの機会」。とにかく初めてであった今年は、敷田座長ほか講師陣や道庁事務局が依頼を受けて「出張先生」をしてきました。しかし座長の報告MLには「成功してメデタシ」ではなく、今後の野望について「来年はきたかんメンバーが依頼を受けて、ケースメソッドを道内外で出張授業として実施できるとよい」・・・とありました。さすがシキダのSは、シゴキのS。

来年、海を渡りたいきたかんメンバーがどれだけ増えるか。楽しみです。

【おもなきたかんCAST】
・川内さん・・・きたかん松前支部。体が2、3個欲しい仕事量にぐったり?
・益山さん・・・人材を開発する会社の役員&きたかんの参謀でもある
・今井さん・・・きたかん活動なら仕事でも業後でも。on-offともにデキる公務員
・クラモトさん・・・ライフワークは道の駅巡り。きたかんでも姐御的存在
・澤田さん・・・NPOゆうばりファンタを運営する、きたかんの先生でもあり
・あらだてさん・・・夕張から参加していた2期生、夕張からは3期もくるのか!?
・きのっち・・・JR料金運賃計算にハマッている今日この頃。五稜郭や函館が要

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