2010年9月8日水曜日

きたかんを強くする「本の薦めっこ」

きたかんリポータきのっちです。「北の観光リーダー養成セミナー」、その3期生たちを迎える準備も着々と進んでいます。先に修了した1-2期生が新たな3期生を前に、2010年9月11日(土)の開講式にて、自分達が得たもの、さらに深めたことについて、語ります。ある人はワークショップの運営を担当し、ある人は飲み会に出る。など1-2期の各人が持続可能な形で、きたかんや養成セミナーにに関わっているのは、見ていてとても楽しい構図です。2008年(それ以前の仕込みをふくめればもっと前から)、この組織の原型が立ちあがり、這えば立て、立てば歩めのなんとやらで、広範な組織に関わる調整や支援を、影に日なたにする労を惜しまないのが、北海道庁「観光のくにづくり」セクションです。この事務機能がカナメとも言えます。きたかんメンバーが鬼のように出す情報の「交通整理」は、数ある異業種交流会やMLでのつながりの中でも、役割が難しいところです。しかしモチベーションの高い職員諸氏、講師陣が、さらに直接の担当を異動で離れた職員氏までもが、OFFの日を使ってでも「だって楽しいから」と参画してくれます。

自らが楽しい。それは観光まちづくりの原動力です。
楽しいとともに、各人がもっと賢くなることも重要です。

「きたかんメンバーは、もっと勉強すれ」とばかりに、敷田座長から「こんな本を読みました」とのお薦め情報が入ってきます。

「教育の方法」佐藤学(2010年)左右社,195p
コメント:学びの基本がわかりやすく書かれています。
  
「病院選びの前に知るべきこと―医療崩壊から再生に向けて」
田島 知郎著 (2010年)中央公論新社,
コメント:「医療」を「観光」に置き換えても共通点があって面白いです。

このML書き込みの後に、

私も最近読んだ本として、お薦めした1冊がこちら。
ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる
(日経プレミアシリーズ) [新書] 木村 英紀(2009)

普遍性を追求せず、暗黙知ばかり重視してきた日本の停滞を、産業革命~明治の文明開化~第二次大戦~終戦~今日とかいつまんで、日本が「理論化、システム化、普遍化に弱い」ことについて指摘しています。↑私も非常に弱いです。。
 
「これ、いいよ」を共有できる、卒業した受講生までのアフターケアも、MLだからできる。デジタルもアナログも両刀使いで、さらに忙しくなりそうな、きたかんの今日この頃でした。

【おもなきたかんCAST】
・敷田座長・・・きたかんを伝説にする野望をもつ北大教授らしくない先生
・きのっち・・・きたかんを観察する異業種交流マニア。最近わけあってひきこもり


【CM】大学って敷居が高いけど、頻繁に公開講座を開いて
市民に開かれた大学目指してます。北海道大学。観光の総合
テーマ「旅の楽しさを考える」10/28-12/2(毎木)計6回18:30~
http://www.hokudai.ac.jp/
※きのっちの独断&趣味でお薦めするHP・ブログ"

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