2010年11月8日月曜日

広報11月号に掲載☆北の観光リーダー

きたかんリポータきのっちです。北の観光リーダー養成セミナーも、徐々に巷に進出してきた感あり、なのでしょうか。「広報ほっかいどう」2010年11月号に掲載されました。この人材養成を自分でうけて変化したことを、1期生の日下部さんが語っています。

201011広報ほっかいどう.pdf

以下、引用です。
■セミナーでの学びを、実践に生かしています。
北の観光リーダー養成セミナー第1期(平成20年度)修了生
(有)小樽観光ネットワーク 日下部信正さん

 観光に長く携わってきた経験を検証し、新たな視点で観光を学んでみようとセミナーに参加しました。全8回のセミナーは実践的で、グループワークでは、周囲の意見を聞きながら課題解決を図る手法を学びました。
 また、余市町で行った宿泊研修「地元学」では、地元の皆さんと一緒に町内を歩いて観光資源を探し、ツアー商品を企画しました。この経験は、現在の自社商品づくりに役だっています。
 修了生のネットワーク「きたかん.net」を通じた仲間との交流も励みになっています。
 セミナーで学んだことを今後も仕事に活かし、知恵と工夫で小樽を訪れるリピーターを増やすことが目標です。(原文ママ)

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ちなみに、記事にもあった日下部さんの会社は、<a href="http://www.o-s-n.co.jp/" target="_blank">小樽の小さな第3種旅行業社</a>で、会社の頭文字を取って「OSN:小樽・sightseeing・network/オー・エス・エヌ」と言うべきを、ご当人が「会社名は『オッサン』私、おっさん」と自虐ネタにして外部に営業しています。こうした、もともと高いコミュニケーション能力が、さらに高まることも北の観光リーダーの副次的な効果といえましょう。さらに、敷田座長のコメント記事も発見しましたので引用して紹介しましょう。

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■観光による人と人との交流で 地域の価値を再確認。
北海道大学 観光学高等研究センター教授 敷田麻実さん

 北海道はスケールが大きく、道内旅行であっても暮らしや文化が異なる「身近な異郷」を体験できます。その「違い」の魅力を活かすには、地元の人がまず地域の価値に気づくことです。
 それを教えてくれるのが、観光客との交流なのです。自分たちの地域のすばらしさを再認識でき、それが「ここに住んで良かった」という誇りにつながります。
 「身近な異邦人」である道内観光客との交流が、これからの地域を支える時代になるでしょう。(原文ママ)
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なるほど、そういえば同じ北海道でも、例えば渡島とオホーツク沿岸では、人の気質が違う。道内をもって「身近な異郷」とは、うまく表現したものです。このように、異郷の人である道内の人達が、互いに行き来して、良さをクチコミで紹介しあいっこすることで、各地の人との交流が深まり、楽しみが増えます。首都圏や旅行博などに出展して、北海道キャンペーンを張るよりも、単なる主観の域ですが“打率”はいいと思います。

草の根の道民でお互いに北海道を買い支える。これも、持続可能で楽しく取り組める北海道の観光振興戦略(?)かもしれません。そういった可能性に賭ける集まりを紹介した、広報ほっかどう11月号、ぜひチェックしてください。

【きたかんCAST】
・日下部さん・・・観光の殿堂立教大→ホテルマン→旅行業を営む。自称小樽のオッサン
・敷田座長・・・きたかんを伝説にする野望をもつ北大教授らしくない先生
・きのっち・・・きたかんを観察する異業種交流マニア


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