2010年11月3日水曜日

「炭鉄港2010」ワークショップ@札幌

きたかんリポータきのっちです。本日は文化の日。空知総合振興局の澤田さんより、ワークショップの案内があったので出かけてみました。北の観光リーダー養成セミナーでは、直接のメンバーではなくとも、色んな地域が結束した活動の公開イベント情報が、MLによって通報(?)・・・いや、共有される体制をとっています。北海道の文化の一つに、炭鉱マチであった文化があります。今回のネタは「炭・鉄・港」。なんじゃそりゃと、言われそうですが、近代日本のモトを作った「燃える石:石炭」と、掘り出した資源を積んで運ぶ鉄道、そして積み出す港の、エッセンスを文字にしたところ「炭鉄港」のようでです。

旧産炭地の現状は、私は夕張市しか自分の足で歩いたことはないですが、人口減少や自治体の財政難など、暗い話題もある一方、かつて栄えた産業が「産業遺産」として諸施設がいま価値を帯びています。そこにいた元炭鉱マンもまだ地域に多数いて、ご健在である。それらをいま資源化しないと、将来きっと記憶が消えてしまいます。そこでこうした観点で、単体の市町村でまちづくりすることの限界を認め、広域連携する地域を、「炭・鉄・港」の切り口でフォーカスしたのが、この取り組み。北海道は歴史がないとよく言われますが、江戸末期から急速に資源の発見と開発、発展と衰退をたどった意味では、内地と同等いや、それ以上にダイナミックな浮き沈みの記憶を持つ地域であると言えます。

本日のワークショップ、開催は「ホテルロイトン札幌」でした。私はてっきり道庁の近所にある「ポールスター」と間違えて、軌道修正してタクシーで間に合いました。。現場には、札幌国際大学吉岡宏高先生の影響を受けた「吉岡チルドレン?」、きたかんのメンバーである通称「ミスきたかん」2期生の千葉嬢がいました。千葉嬢は観光の専門学校の先生でありつつ、こうした、道内の地域人材とのワークショップや講演にも、楽しんで出てくる逸材です。会場はおよそ80名、14テーブルに分かれて、有意義な話しあいが進みました。

【写真-1】石炭の記憶を熱く語る吉岡先生(朝まで起きていたらしい)

【写真-2】ワークショップと言えば色ペン、post-it、模造紙

【写真-3】各班、議論のまとめを2分で発表

ワークショップの結果、14のテーブルから様々な意見
・知識や記憶のプラットフォームの必要性
・これからも炭鉄港を名乗り続けることの重要性
・地元住民との交流
・里帰りできる地域お帰りと迎える
・横の連携 ・旧産炭地の三都物語をつくろう 等、以下略

がコンパクトにまとめて発表されました。何らかの出会いなり、かきまわし効果が起きた・・・であろうことが嬉しい、ワークショップでした。


【きたかんCAST】
・千葉さん・・・ミスきたかん。キュートだけど体を張ったギャグもかます観光の先生
・きのっち・・・きたかん記録係。出身地加賀と赤平市(元産炭地)は姉妹都市

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