2010年12月4日土曜日

11/28穂別映画集団@札幌ロケ!

きたかんリポータきのっちです。カメラのSDをなくして困っていたのですが、買いに走り解決しました。北の観光リーダー養成セミナー2期生で、二輪車好きのイージライダー役場職員、田所さんの暮らす町むかわ町「穂別:ほべつ」が、今日のテーマです。

ちょっと以前に、「皆様ご存じ穂別の高齢者が出演する映画の第4作『赤い夕陽の爺jyurie(ジュリー)』のロケが道庁でで行われます」と道職員、栄一郎さんからのML 情報で、穂別おっかけ隊の私は、2010年11月28日(日)ロケ見学に行ってきました。家にいて気づいたら14:40だったので、「あぁ!ロケが終わってしまう。4作目品目の映画が、しかも札幌ロケをやるなんて、そうある機会ではない」と自転車で駆け付けました。日曜のロケは気温3度、晴れでしたがやや風が強めでした。

【写真-1】庁舎壁面の「丸いブチ模様」は、向かいのビルのガラスによる反射
によるもの

【menu】
 2010年11月28日(日)10:00~15:00 @道庁赤れんが庁舎
 内容:10:00~10:30 役所への陳情シーン(リハーサルと本番)
    11:00~12:00 ダンスシーン(リハーサル)
    13:00~15:00 本番

穂別の高齢者による映画制作集団「田んぼ de ミュージカル」。フランス国営テレビの取材クルーに「こんな集団はここにしかない!」と言わしめた、平凡なお年寄たちによる、非凡な活動です。

【写真-2】スタンバイ中の出演者

2002年に委員会を立ち上げ、45分の映画をこれまで3本撮って本作が4本目。こうした地道に続く活動が全国に知られるようになり、俳優さんたちへの取材や、実行委員事務局長さんが、他の地域に出張指南していると聞きます。ちなみに穂別は、むかわ町と合併した山あいの、地図のおおかたが旧穂別町、林業と農業のまちです。そこに暮らす高齢者の属性は、農家のじいちゃんばあちゃんが多いのでしょうか。

さて、農家もいわば作物を通して表現する者。米やメロンという表現手段をいかに立派に、自分の満足のゆく理想へとに育てるかに砕身してきた人たちですから、映画の世界でもこだわるわけです。みな立派なお年寄ですが俳優・女優モードが入ってて、リハーサルからブラウスなど薄着ないでたちで、モニターのチェックとか、長い待ち時間もあるなかでも、さほど苦もなく待っています。なんだか楽しげな雰囲気の中にも緊張感を保ち、監督の指示にも的確に応えているのが見えて、役者としてプロの仕事ぶりを感じました。

【写真-3】旗を振るか降らないかをチェックする監督

【写真-4】モニターが映らない・・・トラブルも解消

【写真-5】撤収も手慣れたもの

【写真-6】むかわ町のロケバス

この一連の映画づくりを支援している崔洋一監督の姿も、今日初めてみました。声の良く通るかたで、特別なオーラというよりも、気さくなおっちゃんという感じでした。このように、皆の力で良い作品に仕上がることを現場を見て改めて感じました、上映に期待しています。

ちなみに、この集団には「映画が出来上がるまで死んだらダメだぞ」という合言葉があるようです。「葬式には出られないぞ。お前が死んだらお前の代役はいないんだからな」と励まし合う、そんな年寄り映画制作集団。北海道の農山村に注目を集める、すばらしく突き抜けた生き方です。

【きたかん CAST】
・田所さん=きたかん.netイチ声が大きい(たぶん)。穂別の役場で観光など担当
・栄一郎さん=もとホテルマンな道庁マン。子どもにモテる
・きのっち=きたかん記録係。うがいと手洗いが好き

0 件のコメント:

コメントを投稿