2010年10月25日月曜日

第3回養成セミナー【後編】ヒゲとり

きたかんリポータきのっちです。第3回北の観光リーダー養成セミナー続編です。

時間厳守を、このセミナーではモットーとしています。ある時は、プロジェクタに時間がデジタルに逆算されていくさまが大写しとなり、またある時は、益山講師の「残り時間、あと10分です」「あと30秒ー」と、容赦のない追い込みがあり、受講生が焦るさまは、傍目で見ていてなかなか愉快です(S)。

模造紙への書き作業を止めて、休憩もなくひきつづき発表アワーです。昼食を取らずに議論や書き作業にあてた人もいますが、「各グループ&各自が、おのれを管理する」のがお約束。「時間管理は大事なことだ~」と、発表の合間にとっておいたお弁当を食べつつ、受講生は空腹をもってグループワークのカナメを知るわけです。

お題によりA-Fまで、6つのグループが持ち時間7分、質疑3分の時間で、各自の「湯の川」および函館~渡島の2つの半島部(松前とか椴法華:とどほっけ とか)という広域圏を使った、ツアー企画を発表しました。

・女性や修学旅行生
・フランス人の親日家
・「80后」と呼ばれる中国の80年代生まれ世代
・団塊世代の夫婦 (順不同)
などなど商品造成の際には、具体的なセグメントを対象顧客としています。

【写真-1】プレゼンアワー (正座してる人は、時間管理の役)
※“お仕置き”みたいにみえますか

【写真-】益山講師からの鋭い質問(ほんとに鋭い点をついてきます)

受講生は、このプレゼンアワーのために、あらかじめ「マズいプレゼン」について益山講師からうまく感じるコツを伝授されています。それは極めてシンプルです。

「ヒゲをとりましょう」。

毛深いヒゲではなく、「え~」「あ~」「そのぉ~」という耳ざわりなあの口癖をとる。それだけで、劇的に上手に聞こえるから不思議です。また、プレゼンのベーシックな構造も習いましたが、今日の到達は「ヒゲとり」に集中したほうがよさそうです。

かくして、公平に発表順を選び、企画の発表がはじまりました。掛け合いが上手なグループや、寸劇をはさむグループなど、工夫やアドリブがあり、厳正評価とはいえ人間だもの、評価者の配点もつい緩みがちです。

結果として、やはりほぼ全てのグループで「ヒゲ」は取り切れておらず、課題として明らかとなりました。5-6名のうち発表者は多くが、2名体制でやっているところが多かったので、発表の役ではなかった人にも、おそらく、やらせたら「ヒゲぼうぼう」状態なんだろうな。非番受講生は思ったことでしょう。かく言う私も発表をさせればヒゲ、ついちゃいます。

なお本セミナーでは、グループワークでのアウトプットが、点数により評価され、公平に知らされます。そこで評価する側は、利害に関係のない講師陣や、たまたまいた野次馬(1-2期修了生)が加わることもあり、また受講生本人も評価する側となっていて、きわめてデジタルに順位が出ます。「北の観光リーダー」として修得したい目指すものがある以上、仲良し会ではありません。競わせることは、賞品は出ずともやはり面白さが増します。

プレゼンの結果発表は212点から142点の開きが出て、「カミポ:模造紙」の出来栄えでは1位239点から149点までの開きの中に、各グループが入る結果となり、全員で拍手を贈り、各自の課題が見えたであろう「湯の川企画」を終えました。

【写真-】結果発表にガッチリ握手 ※あれ。優勝じゃないのに大盛り上がり

【写真-】企画ポスターをバックに記念撮影 ※苦楽を共にした思い入れ?

次回の養成セミナーは、2010年11月27-28(土日)初めての道東セミナーと札幌セミナーが結集した、合同合宿@然別湖です。それまでおよそ、ひと月。

この週末のテンションを維持して「勉強すれ☆」

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