2010年7月2日金曜日

地図に残る仕事~新千歳国際線ターミナル編

きたかんリポータきのっちです。7月に入り、山開きとか夏物バーゲン、さらには中国人観光客にとってビザの発給が緩和され、日本が訪問しやすくなるなど、北海道にとっても多少明るい話題がなによりです。今日のネタは、きたかんメンバーの「お仕事拝見編」です。とはいえ、写真は新千歳空港の「国際線ターミナル」。なんでや?、と思うことでしょう。【写真-1】

この「作品」を作った某大手ゼネコンに勤務し、きたかん活動にも積極的に関わっていたさなか、突然に中国瀋陽支部に赴任することになり、きたかん瀋陽支部のひとり支部長(?)となった逸材、それがしずくささんです。彼が何十、いや何百もの関係者や組織を束ねチームで創り上げた作品。それが「新千歳空港国際線旅客ターミナルビル」、ですから今回はココがお題です。7/1以降はこの「玄関」から北海道入りする多くの中国の人々に、しずくささんたちの「こだわり」は、どのように感じてもらえるでしょうか。【写真-2】

先日、6/27に私の友人が伊丹に発つのを送りに、新千歳にいった時、時間があったので、OPENからかなり日も経過していて「何をいまさら」ですがターミナルを見学してきました。【写真-3】

建築シロートな私が見た限り、近代的なビルは多くがガラスとステンレスな感じな雰囲気に仕上がるなかで、国際線ターミナルも基本はそうなのですが、内部にはレンガや木を効果的に使っており、空間も広くてイイ感じです。私のOFFの旅ではぜひ使ってみたいです。しずくささんが言うには「コンセプトは、森の木々が 1階から3階にかけて、伸びているというもので、豊かな森の自然が出迎えてくれる、あるいは見送ってくれるというものです」。さらには「エスカレーターの側面ガラスには白樺の幹をイメージしたプリントが施されています」。そうなのですか、私は「アイヌ刺繍のモチーフかな」と思いました。【写真-4】

このような大きなものを創り上げるゼネコンという仕事に対して、しずくささんは「形と記憶が残ることが、我々の醍醐味」と話します。ちょっとキザですが、まんざらでもない感じです。会社は違うけれど、かつて私が好きだったテレビCMのコピーは「地図に残る仕事」。音楽は忌野清志郎、パパの歌でした。「昼間のパパは~男だぜ」。この歌通りしずくささんは、仕事で週に数日しかお家に帰れないこともありつつ、きたかんに学ぶ以前は、OBSという北海道で有名な学校にも通っていた人です。仕事のできるひとは時間の使い方にも長けているのでしょうか。ですから英・ブレアの4Cのフレームワークを使った分析、SWOT分析とかなんとか、とにかく多くの分析手法を、自分のものとしていつつ、受講生時代には質問やコメントを主体的に発する人でした。

観光実務家のゆるいつながり、きたかんは東京進出はおろか、意外とインターナショナルです。いや、トランスナショナルでしょうか。それにしても中国の発展の空気や、瀋陽のまち、そこでの仕事の進め方の違いについて、MLからどんなネタをしずくささんは知らせてくるのか、楽しみです。


【おもなきたかんCAST】
・しずくささん・・・北海道のランドマークを作ってたひと、瀋陽支部長にして学び続けることが趣味
・ きのっち・・・きたかんを観察する異業種交流マニア。トウキビが大好物で夏は朝食代わり

【CM】“豆知識”は会話の潤滑油。「ねぇ知ってる?」
http://dogatch.jp/anime_kids/mameshiba/movie.html
※きのっちの独断&趣味でお薦めするHP・ブログ

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