2010年6月21日月曜日

ニシンと蕎麦で小樽満喫の夜

きたかんリポータ、きのっちです。北の観光リーダー養成セミナーを修了した卒業生&関係者組織「きたかん」では80人のつながりを強化すべく、26人が参加して設立総会的なイベント@小樽を開催しました(続編)。

小樽を改めて知るツアーを、きたかん1期生日下部さんが中心となって企画し午後に開催しました。「小樽なんてメジャーな観光地には、行きつくしているから参加しないか?と思いきや、19名もの参加が小樽「ニシン物語ツアー」に参加しました。【写真-1】


これは、小樽で旅行会社を経営する日下部さんが、これまでにない視点の小樽を旅行商品にしたものです。1期生の最期の研修地となった小樽では、従来の観光資源にはなかった、埋もれた地味~ぃな資源さがしを「地元学」の手法を用いて資源化し、発表しました。そこで出た各グループからの荒削りなアイディアを、旅行業者として洗練させ、最少催行人数や荒天時の対応など、市場の理論やリスクを考えて、小樽観光ネットワークという日下部さんの会社から「商品」として売り出すことができたものの1つ、それが「ニシン物語」です。

小樽の運河プラザ近くからタクシーで「旧青山別邸」に移動します【写真-2】。


そこから「にしん御殿」までをゆるゆると海辺の道道を歩き【写真-3】、古い番屋の再生や、今咲いている花や周辺の漁師町、国定公園のウラ話や、小樽にかつていたビッグな経済人市長の大きな仕事の数々など、逸話を聞いて進むと距離を感じることなく、ニシン御殿に到着します。

私がこのツアーを通じて思ったことです。
・小樽と加賀橋立(実家)は北前船でつながっていることを再確認
・小樽の観光は北前船と手を組むことで、広域に仲間や顧客が増やせる可能性大
・北前船と小樽商大がある。「商い」を小樽で学ぶツアーが作れるのでは
・観光ボランティアガイドさんはよく勉強しているなぁと感心
・2,000円って、安いわ

そして祝津エリアからは5kmほど離れている小樽の市街地まで、タクシーで帰ってきました。【写真-4】

そのあとは、日も高いうちから飲み会です。小樽の名店「藪半(やぶはん)」にて懇親会を開きました。中盤からは同店の店主で、観光カリスマの小川原さんが同席し、交流を深めました。若い頃は全学連で活躍したという伝説(?)の青春時代を皮きりに、とことん普通をよしとしない人生を、小川原カリスマは歩んでおられます。そしてここ、藪半の2Fは思えば、きたかんのアジトでもあり、草創期に打合せをした場でもあるようです。ちなみに同店は基本は分煙によってだんだんとタバコ吸いを店の隅っこに押し込めていますが、2Fは治外法権のようです。ヘビースモーカーの小川原さんが、ここではのびのびと紫煙をくゆらしていました。いつも季節に応じた柄だったりと、おしゃれの見せどころで、おそらく沢山もっているであろう手ぬぐい、今日の頭に巻いた手ぬぐいは赤い展書(?)のデザインでした。マックユーザーでもあり、おしゃれな蕎麦屋のおやじさんです。

こうして参加総数27名お泊り組8名が小樽の地で、きたかんの組織誕生を祝いました。【写真-5】


■北の観光リーダー養成セミナー?
北海道庁&北海道観光振興機構による、次世代の北海道観光リーダー養成のために設立された、観光人材育成事業。平成20年度に始まり毎年、半年の期間で30名の精鋭が育つ。テンションが上がった受講生らは、その後、自主組織「きたかん」に任意で所属し相互に高め合う「ゆるいつながり」。3期生の募集を絶賛受付中!
養成セミナーの様子=http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kkd/kanko-manager

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