2010年6月28日月曜日

札幌の旅行をつくる北大生&きたかん

きたかんリポータきのっちです。「きたかん支援の地元学」としてブ5/29付のブログにも模様をリポートした話の、続編です。北の観光リーダー養成セミナー座長の敷田麻実教授の本職(?)としての活動に、北大の観光学高等研究センター教授としての仕事があります。その一環として担当する北大の1年生の授業で「札幌地元学」という単元がありました。
【写真】円山エリアのオーガニック野菜の店にて、店主から聞き取り中


きたかん有志8名がこれに支援をして、5/29(土)、班ごとに分担してきたかんツアーガイド代わりを行いました。とはいえガイドにはルールがあり、「学生側から質問がない限り、ガイドはアレコレと親切心から解説しない」。このルールの元に、札幌の資源さがしワークショップな1日に同行したのが5/29。次回開催予定の7/7(水)の授業では、5月下旬の資源さがし当日の内容が「ツアー作成」→「発表会&ツアー競売会」へと進展します。

時間は、きたかんオトナ組が仕事を終えて遅刻ぎみに滑りこめる時間で、場所は北大の通称「高機能センター」2階で行います。
■当日のスケジュール(予定)
1730 スタート
1735 各チームによるツアーのプレゼン(1グループ3分、合計30分)
1800 各店舗での競売開始
1850 終了
1850-  相互評価とかたづけ

まずグループ代表の学生はツアー発表を3分で行い、自社の商品をPRします。そして仮想の外部業者として、きたかんメンバーが授業に加わり、学生も相互に同業者として、ツアーを仕入れる側の役回りとなって競売を行います。互いの商品の内容を評価し、場合によっては「値引きの要求」もして、オトナ社会さながらの経済原理に基づくリアルな授業となることでしょう。このように、きたかんにとっては甥っ子姪っ子、息子や娘のような年代と、きたかんの有志が一緒にワークショップを通じて共に歩き、話し、大学の授業に参加し、食事して仲良くなる。こうしたことは滅多にできない経験です。さらに当たり前のことですがなんと、学部の1年生は平成4年(1992年)生まれです。なんとお若い・・・
  
このつどいに、5月には参加できなかった小樽の日下部さんや、日高の荒井さんも興味深々のようで、MLにて「授業参観(?)します」という参加表明がありました。私が特に面白いと思うのが、小樽の日下部さんの参加です。彼は本職として小樽で旅行業を営み、小樽から出発する現地のツアー、いわゆる「着地型観光」で、小樽の基礎体力を取り戻そうとしている人です。ですから、いわば素人の学生が作った旅行商品、それを見たプロの日下部さんは「本職である旅行業者にはない感性や可能性」を、学生のプレゼンからどう感じ取るのか、また、そのヒントを自社の旅行商品にどう活用するのか。同じことは、日高を売り出そうとしている荒井さんにも言えます。そうしたふたりの参加や変化をウォッチしていけたらと思います。

【おもなきたかんCAST】
・敷田座長・・・きたかんを伝説にする野望をもつ北大教授らしくない先生
・荒井さん・・・場産地日高をどうにか売り出そうとしている、行動派獣医
・日下部さん・・・小樽で旅行業を営む。先日還暦をお祝いしたらしい
・きのっち・・・きたかん記録係。治そうと思いつつ夜行性の生活習慣

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